伝説のハーフサイズカメラ
OLYMPUS PENシリーズ
電池が不要で根強い人気のハーフサイズカメラの修理ご依頼を紹介します。
1959年に最初のPENが発売されて半世紀が経過していますが、修理依頼が絶えない人気機種です。
レンズは高級機に見劣りしないD.Zuiko 28mm F3.5レンズを採用しながら、フィルムの巻き上げを【写ルンです】(1986年発売)と同じ「ノブ式」にしたことによりコストを抑え大ヒットした商品です。
故障内容と症状について


▲代表的な修理依頼はシャッター不良です。
経年による機械油の固着がスローガバナーやシャッター羽に広がり、動作を悪くしている症状が多く見受けられます。
また、巻き上げ不良も多く長年の利用によるチャージ部分度位置ずれ、チャージレバーの摩耗が代表的な例です。
弊社ではレンズシャッター部分を分解清掃し機械部分の洗浄、ヘリコイド部分のグリス交換を行い修理対応をさせていただいております。
故障内容
- シャッタースピード不良
- 巻き上げ不良
- レンズカビ、汚れ付着
- 光線漏れ
まとめ、試写
フィルムカメラの魅力はデジタルカメラ(フルサイズ一眼)では表現できない粒度の高い写真と思います。
ハーフサイズカメラは通常の35mmフィルムの半分を1枚として利用する為2倍の写真が撮れることでとても経済的です。