デジタル一眼のErr表示修理
ニコンD80/D90
発売当時ミドルクラスで使い勝手が良くヒット商品となったデジタル一眼レフ機種です。
撮像素子がCMOSではなくCCDということもあり好んで使われている方もいらっしゃいます。
現在でも多くのユーザーから修理依頼が多い機種となります。

故障内容と症状について
代表的な不具合の内容は、シャッターを切った際に上部液晶に「Err」表示が出てしまう症状です。Err表示の場合シャッターを切ることが出来ません。
原因は絞り制御機構部の絞り位置の検知不具合により発生してしまう場合や、シャッターに連動したモーター部分が故障をしている可能性が考えられます。これは、D80/D90に共通する故障内容となります。

故障内容
・絞り制御不良
・シャッターモーター、ギア不良
修理内容
カメラボディの絞り制御機構部を分解し、モーター及びピニオンギアの交換修理を行います。
分解には背面パネル、軍艦部分、制御基板をすべて取り外す為、難易度の高い修理となります。
部品交換後は調整機材にて各部制御部分の点検調整を実施し終了となります。